よもちかブログ

「私の世界」の話をしよう。

生活保護は税金を「食いつぶす」??

昨日ちょっと考えていたことなんですけど、ときどき生活保護受給者に対して「税金を食いつぶす」という表現での批判があるじゃないですか。でもこれってちょっとおかしいな?と思ったのです。

 

どこがおかしいと思ったかというと「食いつぶす」という表現です。お金っていうのは使ったら消えてなくなるものじゃないので、生活保護をもらっている人が税金をこの世から消してるみたいな表現はちょっと的外れじゃないかなぁと思ったのです。むしろ、最低生活費以下のお金で生活するより、生活保護をもらって地元のお店などでお金を消費したほうが、すこしは景気が上向いたりするんじゃないかな?と思うのです。

 

つまり、こういうイメージです。

 

・最低生活費以下の暮らしをするAさんが超節約して毎日ギリギリの生活をする→そのぶんお店も儲からない→お金の回りが芳しくない

 

・最低生活費以下の暮らしをするAさんが生活保護をもらって余裕のある生活をする→そのぶんお店も儲かる→お金の回りがよくなる

 

だから生活保護をもらってお金を使うことって悪いことじゃないよねーって思うし、外食したり、洋服を買ったり、ちょっとした贅沢をすることも、支給される金額の範囲内だったらむしろ推奨されることなのでは?とさえ思うのです。どんどん使ってくれたほうが、お店側の人にとっても喜ばしいことですよね。

 

こういったことを考えると、生活保護の恩恵を受けているのは受給者本人だけではないんだなということが分かります。生活保護を受けることを恥とし、最低生活費以下のお金でギリギリの生活をする人が増えれば、お店も儲からなくなって、誰も幸せになりません。最低生活費を下回る生活をしているのだったら、生活保護を受給し、ある程度余裕のある暮らしをしてお客の立場で経済活動に参加したほうが、全体の幸せのためになるような気がするのです。

 

生活保護費に年間○○円の税金が使われています!というニュースをときどき見ますが、それらのお金は生活保護受給者が燃やして捨てているわけではなくて、使っている(お店の人に渡している)わけだから、特に誰も損してないように思います。誰かがお金を使うってことは、そのぶん誰かが儲かるってことです。

 

私は経済に詳しいわけじゃないし、なんとなくの思いつきを書いているだけなので、間違ったことを書いている可能性はすごく大きいです。でもどう考えても「税金を食いつぶす」という表現は変だと思っています。お金ってリレーのバトンみたいなもので、使ったら消えてなくなるわけじゃないので、つぶせないと思います。

 

その辺りのことを「おかしいなー?変だなー?」と思いましたという話でした。

 

よもちかでした。