1.折れ線グラフで見る
生活定点の分析の基本は、折れ線グラフ。
時系列変化をパッと見る、いちばんわかりやすい方法です。時代の流れとともに上昇する項目、下降していく項目、年月を経てもほとんど変化しない項目など、グラフの形もそれぞれです。積み重ねたデータを見ることは、決して過去を振り返る作業ではありません。変化の先にある、明日の兆しを見つけることです。グラフの先にどんな未来が見えますか?
- 「カテゴリーで見る」→約1,500項目を「食」「働き」「恋愛・結婚」「社会意識」「日本の行方」「心理特性」など21のカテゴリーに分類。気になるカテゴリーから項目を選んでご覧ください。
- 「グラフの形から見る」→「全体的に上り調子」「ここ2年で最も上昇」「V字回復」など、7つの形状ごとにプログラムで自動抽出した項目をご紹介。22年間で変化のあった意識や行動を一覧できます。
2.似ているグラフを比べてみる
グラフとグラフを比べてみると、意外な発見があります。形が似ているグラフを眺めて、理由や背景を考えたり、仮説を立てたりする楽しさを体験していただきたくて、今回、各項目のページに「似てるかもグラフ、紹介します!」というコーナーを設けました。約4,200万通りの組み合わせの中からプログラムで自動抽出した「似てるかもグラフ」をご紹介しています。
(※項目によっては「似てるかもグラフ」がない場合もあります)
- 勤務中にデスクで私用電話をするのは非常識だと思う
-
全体
09 働きNo.820
子供のための教養・勉強にお金をかけたい
全体
14 消費・お金No.1127
- ぎょうざが好きな
-
女性20代
03 食No.488
芸能界・タレント情報に関心がある
女性20代
15 情報No.1233
3.「面」で回答を見る
面グラフは勢力図のようなもの。ひとつの質問に対していくつか選択肢がある場合に、どれが減ってどれが増えたのか、という変化のうねりを俯瞰できます。
たとえば、No,1433「今の日本はどんな方向に向かっていると思いますか?」という質問の面グラフからは、「良い方向に向かっている」と「現状のまま特に変化はない」が増えて、「悪い方向に向かっている」が一気に下がっているのがわかります。
今の日本はどんな方向に向かっていると思いますか?
4.ランキングの変化を見る
たとえばNo.489「好きな料理ベスト3は何ですか?」の1994年、2004年、2014年のランキングを見てみると、1位は「寿司」で変化なしです。しかし、1994年2位だった「刺身」と3位「焼肉」はその後、逆転現象が起きています。また、1994年の5位「うどん・そば」と7位「ラーメン」もその後、「ラーメン」が「うどん・そば」を追い抜いています。「刺身」が「焼肉」に食われ、「うどん・そば」が「ラーメン」に食われた20年。食から暮らしの変化が見えてきます。
好きな料理ベスト3は何ですか?
5.ダウンロードして使う
1992年から2014年の22年間、約1,500項目の回答値を一覧できる集計表を無償でダウンロードできます。メールアドレスなどの登録は一切不要。日本語版に加えて英語版もご提供しています。
- 集計表には、全体、性別、性年代別、地区別、地区性別の全19層別データを収録。
- シンプルな操作で時系列グラフを自動作成する機能とキーワード検索機能付き。
- 縦軸の設定の変更はもちろん、複数の項目を選択してのグラフ出力も可能。
たとえば、今回、「信じるものは何ですか?」という質問で、初めて「お金」が「愛」を抜きました。この2つの項目を選んでグラフを作成すると、「お金」と「愛」の差が少しずつ縮まり、ついに逆転した様子がよくわかります。気になるデータをじっくり見ながら活用したい場合は、ダウンロードをおすすめします。
【ダウンロードパッケージの内容:生活定点集計表(Excelファイル)、利用ガイド、調査概要、調査票】
調査概要
調査目的 | 「生活定点」は、1992年から隔年で実施する定点観測調査です。日頃の感情、生活行動や消費態度、社会観など、多角的な質問項目から、生活者の意識と欲求の推移を分析することを目的としています。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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調査地域 |
首都40km圏 (東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県) 阪神30km圏 (大阪府、京都府、兵庫県、奈良県) |
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調査方法 | 訪問留置法 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
調査時期 | 1992年から偶数年5月に実施 (最新調査は、2014年5月13日~6月2日) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
調査対象 | 20歳~69歳の男女 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
サンプル数 |
3,201人 (2014年・有効回収数) 2010年国勢調査に基づく人口構成比(性年代5歳刻み)で割付
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