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情報漏えい容疑 国税徴収官逮捕へ10月23日 14時11分
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京都の税務署に勤務する国税徴収官が、地元の商工団体の理事長に会員の会社の税務調査の情報を漏らした疑いが強まったとして、警察は国家公務員法の守秘義務違反の疑いで逮捕状を請求しました。
容疑が固まりしだい逮捕する方針です。
逮捕状が請求されたのは京都の伏見税務署に勤務する48歳の上席国税徴収官です。
捜査関係者によりますと、この国税徴収官は国税調査官だった去年9月、京都市内にある商工団体の理事長に会員の会社の税務調査の日程を漏らした国家公務員法の守秘義務違反の疑いが持たれています。
これまでの調べで、国税徴収官の携帯電話から送られたメールの中から、税務調査の日程や対象になる会社の幹部の名前が書かれたものが見つかったということです。
警察は、こうした点などについて国税徴収官に任意で説明を求めていましたが、職務上知ることができた情報を漏らした疑いが強まったとして、23日に逮捕状を請求しました。
容疑が固まりしだい逮捕する方針です。
警察はほかにも情報を漏らしていなかったかや、2人の間に金品のやり取りなどがなかったかについても調べを進めることにしています。