蔭西晴子 畑山敦子
2014年10月24日07時36分
認知症になっても希望と尊厳を持って生きたい――。こんな思いを胸に、認知症の本人たちが自ら政策提言などに取り組む団体を立ち上げ、23日に会見を開いた。認知症は予備群を含めれば65歳以上の4人に1人。「何もできなくなる」との根強い偏見を乗り越え、社会に声を届ける。
「認知症の理解は進んでいるが、地域に戻ると『何もわからない人、できない人』と見られる。自分たちの声で変えたい」
東京・霞が関で開いた設立会見。3人いる共同代表の一人、神奈川県の中村成信さん(64)はそう語った。市役所に勤めていた50代のとき、ピック病による認知症とわかった。
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朝日新聞社会部
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