西山明宏、中川透
2014年10月24日03時39分
大手住宅メーカーの大和ハウス工業は、2016年から家庭向けの電力小売りを始める。同年以降に販売する戸建て住宅などに対し、グループでもつ太陽光発電所などでつくった電気をセットで売る。首都圏や近畿圏を中心に、18年度に数万戸の家庭への電力販売をめざす。
小売りする電気は、大手電力のもつ送電網を借りて各地の住宅に送る。大和ハウスは、料金について「自前の発電所の電気で、大手電力よりもお得な額をめざす」(幹部)と説明。北海道や奈良県など全国約70カ所で、風力や太陽光の発電所建設を進めている。
18年度には発電能力を20万キロワットと、現在(約7万キロワット)の3倍弱に増やす計画だ。発電をより安定させるため、今後は地熱発電などの建設も考えている。
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