魔法科高校の劣等生と呼ばれる作品をご存知だろうか？

 

今年(2014年4月)にアニメ放映もされた電撃文庫から出版されているライトノベル作品である。

 

もともとはWeb小説投稿サイト

で趣味で投稿されていた作品である。*1

 

最初はただ趣味で投稿されていた作品のようだがあれよあれよというまにサイト内ランキングTOPになり、そこに目をつけた電撃文庫が書籍化。*2

現在では累計発行部数530万分の人気作品である。*3

 

と、ここまで聞くと一見非常に人気がありファンのたくさんいそうな作品に見える。

ところがこの作品。ネット界隈、特に2chでの評判がすこぶる悪い。

 

主な批判内容としては以下の様なものだろうか。

 

・俺TUEEEEEE作品であること

・主人公がシスコン。妹がブラコンであり特に妹の主人公への依存度が高いため生理的嫌悪感を感を催す人がいる

・作者のなろう時代のコメント返信がネタにされている。

 

なるほど。確かに叩かれそうな要素が満載である。

アニメ本スレがpart60ほどまで言った時なんとアンチスレはpart120程まで行っていた。

同じ電撃文庫で俺TUEEEE作品の代表と言われていたSAOですら本スレpart約300でアンチスレはpart約100。

過去に叩かれまくっているAngelBeatsも本スレ432、アンチスレ244である。

なんと本スレがアンチスレの2分の１というすさまじい比率。*4

 

と、まぁここまで調べるとずいぶん嫌われてるなぁ・・・と単純に思い興味をもちいくつか過去スレやまとめサイトを見てみようかな・・・と軽い気持ちでサイトを巡ってみると・・・・

 

なんともまぁすさまじい嫌われ具合である。

・俺TUEEEEがきつすぎて気持ち悪い

・キモウトが気持ち悪すぎ*5

・敵が無脳すぎる

・うどん科コラ*6

・設定が多すぎる。その割に設定ガバガバ

 

などなど作品批判が盛り沢山。

しかしまぁこの程度ならソードアートオンラインの時にもみたしこんなもんか・・・

 

等と思っていたのだがアニメ放送後しばらくしてから批判意見の様相が変わってくる。

今まで作品批判が主な内容だったがいつからか作者に対する批判が増えてくるようになる。

 

・左遷先生という蔑称*7

・50台*8であることを馬鹿にする

・俺TUEEEEEに自己投影しすぎててキモい

・キモウトが理想の妹なんだろうなぁ～

etc...

 

等など枚挙にいとまがない。

 

特にまとめサイトでの批判*9はますます過激になり先鋭化していく

 

以下のまとめなどは顕著であるだろうか。

劣等生「あうあうあ～(^q^) 」妹「さすがお兄様です」:わんこーる速報！

 

劣等生のSSをまとめた記事だが、主人公であるお兄様が知的障害者の設定で、ブラコンの妹が無理やり生徒会に入れるという内容である。

レイプといった言葉や発言するのもはばかられるような描写がある。

そして最後に知的障害者であるお兄様を風紀委員長が馬鹿にするも、魔法が効かないお兄様に襲われるのでは？・・・ということを匂わせて終了する。

 

ここで驚くのがコメント欄の内容である。

 

知的障害者の苦難と成功を赤裸々に描いた問題作！
このキャッチコピーで売られてたら多分買ってた

こんなん笑うしなないですやんwwww

まあ、一般的な感覚で解釈すれば、俺TUEEE系って単なるガイジの武勇伝だよな

ワロタ
これなら叩かれなかっただろうな

 

なんとこの内容を賞賛するコメントが大量にある。

批判コメもあるが流石にこの内容には驚いてしまった。

 

アンチというものが過激、先鋭化していくとこのような状態になってしまうのかと少し恐ろしくなってしまった。

私自身も合わない作品などはあるにはあるがこうはなりたくないものである。

 

 

 

 

しかし、少なくともここまで作者批判ばかりに内容が偏った作品を見たのが初めてなのだが他にもこのような作品が今まであったのだろうか。

信者とアンチの比率も珍しい作品である。

大抵叩かれまくっている作品は信者も多いものなのだが・・・