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 参院は23日、本会議場と委員会室でのストール着用を事実上、禁止することを決めた。松島みどり前法相が10月1日、参院の本会議場で赤いストールを身につけたことに野党が反発し、あいまいだったルールの見直しを進めていた。

 参院の規則では、本会議場と委員会室で「襟巻き」の着用が禁じられている。これに従い、アントニオ猪木参院議員はトレードマークの赤いマフラーの着用を断念した。一方、ストールが襟巻きかどうかの判断基準ははっきりしていなかった。そのため、与野党6党はこの日の議院運営委員会理事会で、「規則にあたる疑義を持たれないようにする」ことを申し合わせた。(江口達也)