【なでしこ】公式戦のスパイク選択を自由化へ
2014年10月23日21時27分 スポーツ報知
サッカー女子の日本代表「なでしこジャパン」の選手が来年から公式戦で使用するスパイクのメーカーを自由に選択できることになった。23日、複数の関係者の話で分かった。日本サッカー協会の公式サプライヤーを務めるアディダス社から一律に提供を受けていたが、今後は男子の日本代表選手と同様に独自に他のメーカーと契約を結ぶことが可能になる。
以前からあった選手側の要望に応えた形で、日本協会関係者は「調整中だが、年内には決まる」と見通しを示した。男子に比べ、待遇に恵まれない女子選手への経済的な後押しになる可能性がある。所属クラブで同社以外のスパイクを使っている大儀見優季(チェルシー)らの選手には、代表でも慣れたスパイクで試合に臨める競技面のメリットもある。
これまで参入が認められなかったメーカーにとっては、なでしこの選手を起用した広告などで女子サッカー関連の市場開拓の好機になりそうだ。来年は日本の連覇が懸かる女子ワールドカップ(W杯)がカナダで開催される。あるメーカーの担当者は「サッカー少女が増えているのでマーケティングの面で重要になる。PR方法を考えたい」と期待感を示した。