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マタハラ被害者たちが報告集会
10月23日 21時56分

病院で働いていた女性が妊娠を理由に降格させられたのは不当だと訴えた裁判の判決で、最高裁判所は「妊娠や出産を理由とした降格は原則、違法で無効だ」という初めての判断を示しました。
23日の判決を受けて、マタニティーハラスメントの被害者たちでつくる団体は東京で集会を開きました。

集会には、出産後、育児休暇から復帰する直前に解雇されたという女性や妊娠している女性社員など団体のメンバーらおよそ20人が参加しました。
午後4時前、団体の支援をしている弁護士が判決の内容を報告すると、代表の小酒部さやかさんが「判決を心から喜ばしく思います。原告の女性は、あとに続く女性のためにもと最高裁まで闘ったのでしょう。心から拍手を送りたい」と話し、全員が拍手しました。
集会では参加者がそれぞれのマタハラ被害についても報告し、「解雇されたとき、世間から見たら、私に落ち度があったと思われるのだろうかと不安だった」という声や、「ただでさえつらい妊娠中に非難されたことばが今でも忘れられない」といった声が上がり、なかには涙を流す人もいました。
小酒部さんは「これまで泣き寝入りする女性が多かったと思うが、権利を主張することは決してわがままじゃないと感じてもらいたい。判決を機に、女性が安心して出産して働き続けられる社会になってほしい」と話していました。

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