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歴代法王の好物集めたレシピ本、スイス衛兵が出版

2014年10月23日 19:38 発信地:バチカン市国

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歴代法王の好物集めたレシピ本、スイス衛兵が出版 ▲ キャプション表示
×バチカン(Vatican)のサンピエトロ広場(St Peters' Square)で、一般謁見(えっけん)に集まった観衆に向かってあいさつするローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王(2014年10月22日撮影)。(c)AFP/FILIPPO MONTEFORTE
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【10月23日 AFP】「ミルクキャンディー」を意味する名前が付けられたアルゼンチンのデザートからポーランドの「ラビオリ」まで、ローマ・カトリック教会の歴代法王のお気に入りメニューを紹介するレシピ本が21日、ローマ(Rome)で出版された。

 ローマ法王庁(バチカン)で法王の警護にあたる有名なスイス衛兵(Swiss Guards)の1人、ダビッド・ガイザー(David Geisser)さん(24)がまとめた料理本のタイトルは、「ボナペティ・スイス・ガード(Bon Appetit, Swiss Guard、スイス衛兵より、どうぞ召し上がれ)」。アルゼンチンで1世紀前に誕生したとされる牛乳を使ったデザート「ドゥルセ・デ・レチェ(Dulche de Leche)」などの作り方が紹介されている。バチカンでこのデザートが作られるようになったのは、2013年にフランシスコ(Francis)法王が就任してからだ。

 このほか、ポーランド出身の元法王、故ヨハネ・パウロ2世(John Paul II)の好物だった、生地にパン種を入れない「ピエロギ」と呼ばれるポーランドのギョーザも紹介されている。伝統的なピエロギは、皮の中にザワークラウト(塩漬け発酵キャベツ)やジャガイモ、肉、チーズなどを入れたり、フルーツを入れたりして作る。

 また、ドイツ出身の前法王ベネディクト16世(Benedict XVI)の好物だったバイエルン(Bavarian)地方の料理の作り方も掲載された。

 スイス衛兵の指揮官、ダニエル・アンリグ(Daniel Anrig)氏はこの本に関連して、「兵士が戦ったり戦争したりするには、しっかり食べていなければならない」とコメントしている。(c)AFP

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