2014-10-23 片山さつきが謝罪、自民内で一時更迭論も(TBS)
片山さつきが謝罪、自民内で一時更迭論も(TBS)
TBSの『NEWS23』で、片山さつきが何やら神妙な顔つきで謝罪している場面が映し出された。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2329027.html
異例の女性閣僚「ダブル辞任」から2日、国会では第三の主役が登場しました。今度の集中放火のターゲットは自民党の片山さつき議員です。片山議員の委員会運営をめぐって与野党から批判が噴き出し、一時は更迭論まで飛び出しました。
「私が本当に不注意で不明であったと。今後、中立公平な運営を何よりもモットーとして・・・深くおわび申し上げる」(参院外交防衛委員会 片山さつき委員長)
神妙な面持ちで謝罪の言葉を口にする片山さつき委員長。何を謝っているのかというと・・・。21日の国会審議で、片山委員長が事前に入手した政府側の答弁メモを見ながら質疑を進めていたと野党側が猛反発。本来は中立的な立場で議論をリードすべき委員長の誤解を招きかねない行動に、与党内からも「前代未聞だ」と批判の声が上がり、謝罪に追い込まれたのです。
Q.野党の反応は?
「非常に厳しいご指摘がございました。私もそれを受け止めて、深く反省を申している次第です」(参院外交防衛委員会 片山さつき委員長)
しかし、身内からも厳しい苦言が・・・
「委員長というのは、やはり中立な運営をしなければならない。よく注意してやっていただきたい」(自民党 谷垣禎一幹事長)
野党側は・・・
「これから委員長を信用しろと言われても、なかなか難しい」(民主党 大野元裕参院議員)
片山委員長は、先日も自らのツイッターに事実誤認の書き込みをして謝罪したばかり。相次ぐ不祥事に、自民党内からは一時は更迭論まで浮上しました。最終的に官邸サイドから「女性閣僚が2人辞めたばかりなので、それは踏みとどまるように」とストップがかかったため、今回は「お咎めなし」となりましたが、党内からは「仏の顔も三度までだ」と突き放す発言も出ています。
片山が「先日も自らのツイッターに事実誤認の書き込みをして謝罪した」とは、言わずと知れた下記の件である。
またもあの「片山さつき」が拡散した「御嶽山噴火は『事業仕分け』が原因」というデマ - kojitakenの日記(2014年10月1日)
この件で片山に煽られたネトウヨが勝間和代をバッシングする騒ぎになったが、結局デマを拡散したことを追及して謝罪に追い込まれたのは片山の方だった。
官邸、つまり安倍晋三筋に片山は守られた形になったようだが、私が哀れみさえ覚えたのは片山の凋落っぷりだった。
片山は、政府側が用意した想定問答を読みながら議事を進行していた態度もたるんでいたようだが、ニュースで見た謝罪の記者会見でも全く生彩を欠き、これが衆院選に初当選したばかりの頃、前原誠司を「こいつ」呼ばわりしたあのふてぶてしい元大蔵(財務)官僚だとは信じられないくらいだ。「落魄」という言葉を思い出した。
右翼化の時流に乗って軽薄な極右発言を繰り返したり、悪質極まりない「生活保護バッシング」を先頭に立って煽ってきたりしてきたこの女が、かくも惨めな姿を晒すとは、痛快であると同時に不思議でもある。「身から出た錆」であることだけは間違いないが。
それにしても、こんなのを庇おうとする「官邸」に、似た者同士でありながら宿命のライバルでもあるはずの城内実は異議を申し立てないのだろうか。城内実は安倍晋三の側近で、それなりに影響力を持っているのではないかと思うのだが。せっかくの片山さつきを叩き落とす絶好のチャンスをみすみす逃すこともないと思うのだが。