トップページ国際ニュース一覧ロシア 北朝鮮鉄道網の近代化に協力へ
ニュース詳細

ロシア 北朝鮮鉄道網の近代化に協力へ
10月22日 15時08分

ロシア 北朝鮮鉄道網の近代化に協力へ
K10056056811_1410221516_1410221518.mp4

ロシア政府は、日本円で2兆6000億円余りをかけて北朝鮮の鉄道網の近代化を進めることで北朝鮮と合意し、ウクライナ問題を巡って欧米との関係が冷え込むなかで、アジアとの間の輸送力を増強し、この地域との関係を強化するねらいがあるものとみられます。

ロシア極東発展省は、北朝鮮の鉄道の3500キロの区間の近代化を進めることで合意し、ピョンヤン市内の駅で21日、ロシアのガルシュカ極東発展相と北朝鮮のリ・リョンナム対外経済相が出席して記念式典が開かれました。
この中でロシア側の代表は、「このプロジェクトはロシアと北朝鮮の関係発展に貢献する」と述べ、北朝鮮の鉄道網の近代化の意義を強調しました。
ロシア極東発展省によりますと、この近代化は今後20年間かけて行われ、総工費は250億ドル(日本円で2兆6000億円余り)に上るということです。
ロシアはことし7月、北朝鮮のラソン経済特区に石炭の輸出ターミナルを完成させるなど、北朝鮮の港からアジアなどに向けて自国の資源を輸出する態勢を整えています。
こうした背景には、ウクライナ問題などを巡って欧米と対立が深まるなかで、石炭などをアジアに輸出拡大するために輸送力を増強し、この地域との関係を強化するねらいがあるものとみられます。

関連ニュース

k10015605681000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ