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守秘義務違反で国税徴収官を逮捕
10月23日 21時56分

守秘義務違反で国税徴収官を逮捕

京都の税務署に勤務する国税徴収官が、地元の商工団体の理事長に会員の会社の税務調査の情報を漏らしたとして、国家公務員法の守秘義務違反の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、京都の伏見税務署の上席国税徴収官、佐土原桜茂容疑者(48)です。
警察の調べによりますと、佐土原徴収官は国税調査官だった去年9月、京都市内にある商工団体の理事長に会員の建設会社の税務調査の日程を漏らした国家公務員法の守秘義務違反の疑いが持たれています。
これまでの調べで、佐土原徴収官が携帯電話から送ったメールの中から、税務調査の日程や対象になる会社の幹部の名前が書かれたものが見つかったということです。
警察は、職務上知ることができた情報を漏らした疑いがあるとして取り調べていましたが、容疑が固まったとして23日夜、逮捕しました。
警察は23日午後7時すぎから伏見税務署などを捜索して容疑の裏付けを進めるとともに、2人の間に金品のやりとりなどがなかったかについても調べを進めることにしています。

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