--どんな人を利用者として想定しているのか
「50~70代のインターネットを利用する人が中心だが、30代後半以降にエンディングノートを初めて書く人、老後の生活資金のための投資に関心のある人なども想定している。終活に関心を持つきっかけは人それぞれだが、男性は定年退職前後、女性は子供が手元から離れる頃が多いようだ。今後、パソコンやスマートフォンを現役時代に操作していた人たちの高齢化が進んでいくので利用者は増えていくだろう」
--今後の事業展開は
「ますます幅広くなるニーズに応えなければいけない。長く働きたい高齢者の再雇用、再就職のほか、老人犯罪、孤独死への対策、終末医療など。それぞれの問題解決に寄与する事業に関連したサイトを複数立ち上げる。今後成長していく有望な市場だが規制緩和もあって業界の参入障壁が低く、競争は激しくなるだろう。2015年3月期の売上高は5000万円を予想している。19年に20億円とし、上場を目指す」(佐竹一秀)
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【プロフィル】工藤元
くどう・げん 早大院修了。1997年国内アパレルメーカー入社。2013年8月ライフエンディングステーションを設立。14年10月から現職。42歳。茨城県出身。
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【会社概要】ライフエンディングステーション
▽本社=東京都新宿区西早稲田1-22-3 早稲田大学インキュベーションセンター内12室
▽設立=2013年8月
▽資本金=400万円
▽従業員=4人
▽売上高=5000万円(15年3月期予想)
▽事業内容=終活に関連する商品・サービスの企画開発など