社会
川内原発住民説明会アンケート集計結果公表
(鹿児島県)
県は、川内原発の新規制基準の審査結果に関する住民説明会のアンケート結果を発表し、県は「概ね理解された」という認識を示した。一方、説明会では審査結果以外にも原発の必要性など質問が寄せられたことから、県は今月29日に資源エネルギー庁などによる補足の説明会を開催することを明らかにした。県の発表によると、5か所で行われた住民説明会には、あわせて2538人が参加し、このうち1937人がアンケートに回答した。説明会に参加した感想で最も多かったのは、「良くなかった」で24%。「あまり良くなかった」と合わせると47%になる。これに対し、「良かった」「まあまあ良かった」と答えた人は、合わせて31%だった。一方、説明のうち理解できなかった項目は、「原子炉施設の大規模な損壊への対応」が37%。「放射性物質の拡散を抑える対策」が35%。「火山対策」が32%で、何も選ばなかった人が40%だった。これを受けて県は「概ね理解された」という認識を示した。説明会では、再稼働の必要性や避難計画に関する質問も相次いだ。こうしたことから県では、この5回の説明会に参加した住民を対象に、補足の住民説明会を開催すると発表した。説明会は、資源エネルギー庁や内閣府それに九州電力が出席し、それぞれエネルギー基本計画や避難計画などの説明を行い質疑応答の時間を設けるという。説明会は、今月29日の午後7時から日置市の伊集院文化会館で行われ、5回の説明会に参加した人に、入場整理券が郵送されるという(先着順)。県は、発表したアンケート結果をホームページで公開する方針。[ 10/22 19:49 KYT鹿児島読売テレビ]