熊井洋美
2014年10月22日11時16分
東京電力福島第一原発で22日午前、1号機の原子炉建屋を覆うカバーの解体作業が始まった。建屋内のがれき撤去や燃料プールにある燃料の取り出しといった、長期間にわたる作業の第一歩となる。
初日は午前7時すぎから、6枚ある屋根パネルのうちの1枚(約7メートル×40メートル)の8カ所に、クレーンの先につけたノズルで30センチ四方の穴を開け、内側に樹脂状の飛散防止剤をまいた。今後、中にカメラを入れて、がれきの状態を見たりする。
汚染水対策の凍土壁工事と作業場所が重なり、凍土壁を優先するため、本格的なカバーの取り外しは来年3月以降となる見込みだ。
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