ライフハッカー編集部 - MacOS 10:00 PM
3分でわかるOS X Yosemiteの新機能
ついに正式リリースされたMac OS X 10.10 Yosemiteには、たくさんの新機能が盛り込まれています。そこで、Yosemiteの概要を簡単に見ていきましょう。
刷新されたインターフェイス
Yosemiteの見た目は、1つ前のOS X 10.9 Mavericksとはだいぶ異なります。メニューのほとんどは半透明化され、ボタンの機能にも若干変更が加えられて、全体的によりカラフルな印象になりました。とはいえ、ほとんどは単なるデザイン上の変更です。これまでにOS Xを使ったことがあるなら、Yosemiteの使い勝手に戸惑うことはないでしょう。
新しくなったSpotlight
YosemiteではSpotlightに大きな変更が加えられ、これまで以上に使いやすくなっています。これまで通り「Control」+「スペース」のショートカットで起動することには変わりありませんが、新しいSpotlightでは、アプリケーションやファイルを探すだけでなく、ウェブサイトやiTunes Storeのコンテンツ、劇場公開中の映画、ニュース、地図上の位置なども検索できるようになりました。
iCloud Drive
Appleが提供するクラウドストレージサービスのiCloud Driveは、刷新を経てDropboxのサービス内容にかなり似てきました。FinderウィンドウからiCloud Drive内のファイルにアクセスできるようになり、任意のファイルのアップロードが可能になりました。もちろんこれらのファイルへは、ほかのデバイスからもアクセス可能です。
通知センターにウィジェットを追加可能に
通知センターは、ウィジェットを追加してのカスタマイズが可能になったことで、さらに使いやすくなりました。通知センターを開いて「編集」ボタンをクリックするだけで、追加可能な機能拡張がすべて表示されます。ちなみに、機能拡張の一覧は、「システム環境設定」からも確認できます。サードパーティー製の機能拡張もすぐに出揃うはず。Mac App Storeからインストールしたアプリで、ウィジェットをサポートしているものがあれば、ここに表示されるようになるはずです。
メールもパワーアップ
Yosemiteのメールでは、これまで改善の要望の多かった箇所の一部に、手が加えられました。一見しただけでは大きな変更点は見つかりませんが、新しいマークアップ機能を使うことで、メールの編集中に、添付した画像にすばやく注釈を加えられます。カーソルを添付画像の上に持っていって「マークアップ」ボタンをクリックするだけで、さまざまな注釈を挿入できます。PDFファイルなどのドキュメントにもメールから直接署名を入れられるので、サードパーティのアプリで開く必要がありません。また、大きなサイズのファイルをやり取りしたい場合は、Mail Dropという新機能が役に立ちます。大きなファイルを直接電子メールに添付するのではなく、iCloud Driveへアップロードする形をとるので、一度に最大5GBのファイルを送れます。
Handoff、AirDropなどによる連係
Handoffは、Yosemiteで注目される新機能のひとつです。使い方や設定方法については、この記事に動画を掲載しました。この新機能を使うと、iOSデバイスとMacとの間で双方向に、コンテンツを簡単に送受信できます。また、Mac側で電話を受けたり、SMSメッセージに返信したりも可能になりました。
Macコンピュータ同士のファイル共有を簡単にするAirdropが、iOSデバイスとMacの間でも使えるようになりました。iOSデバイスに今すぐMacのデータを渡したければ、それぞれの端末でAirDropを開いて送信するだけです。
Safariも一新
Safariにも、ついに大きな手直しが入りました。YosemiteのSafariは、iOS版のSafariと同様のシンプルなツールバーを採用しています。また、これまでプライベートブラウズの使用中は、一切の閲覧履歴が記録されなくなっていましたが、これからはブラウザのウィンドウごとに、履歴を残すかどうか決定できます。
Thorin Klosowski(原文/訳:風見隆/ガリレオ)
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