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[スマトラオオヒラタの飼育]
最終更新日  03/03/04 (火) 15:47

体長:♂32〜102.0mm 
   ♀36〜52mm
学名:dorcus titanus titanus 
分布:スマトラ島
オオヒラタ系で僕が唯一所持するクワガタ。 こいつの幼虫はとんでもなくでかくなります。国産カブト以上です。
成虫に関してスマトラは質感、重量感とも桁違いの迫力です。アゴが長いのギラファとはまた違った迫力ですね。
たぶん挟まれたら指に穴が空くでしょう。チがピュー。

インドネシア、スマトラ島に生息する、オオヒラタククワガタです。
形状は、マレーヒラタによく似ています。しかしこの種は、北部と南部では形態が違っています。
北部産は、マレーヒラタ同様内歯の体形変化が少なく、小型、大型問わず同じ様な位置にありますが、南部産のいわゆるサウススマトラヒラタは、内歯の大歯形のような先端移行があります。
しかし、小型でも大歯型に近い物がいます。これは日本のオオクワのように中型でも大歯型が出てしまう、局部的な地域隔離がここでもあり、多少小型でも大歯形に近い物がいるのではないかと思います。
大きさはやはり9センチを越え、かなりの迫力です。

いったいなんなんだこいつらはああああ!
デカイからってエサは一日ゼリー16gを二つ完食しやがるしその分糞とかで汚しまくりやがるし気性は荒いし手づかみなんかできねぇし!
てわけでVIPルームに移動。流木とイミテーションツリーで飾りあげられた中型のガラスケース。
・・・隠れたままで餌喰いません。
せっかくヒトが60gのゼリー用意してやったのにハエが湧いてもくわねぇ。
完全に警戒心の固まりと化したようで、流木の下から出てきません。
で、ある日気づくとメスのビンの中に侵入・・・。で、ゼリー食ってんの。
もうヤケです。ペアリング開始。
それまでビンの中に退避させていたメスをガラスケースに放つ。
しばらくすると、ガタゴトと何か争っているような音。嫌な予感が・・・。
なんかこいつは狭いところで露出プレイするとエサを食べますが、さすがに大型個体で夜行性だけあってスタイリッシュに環境を作ると隠れて出てきません。
というわけでもうコイツをVIPルーム入れておくのはやめようと思います。
つーかもうメス食われてたりして。

■後記
つーかメス!!夜中にブンブン飛び回るな!
ガタのくせに、しかもオオヒラタが飛び回るなんて聞いたこともないぞ。

■後記
雄をQボックスミニに入れたところ、初日からバキバキかじってます。
しかも蓋と容器の隙間に顎をブチ込んでバキバキ。
ヒビが入ってきました。ヤバイです。凶悪なコイツに脱走されたらSWAT出動ですよ。



見えるかなぁ。これケージの中でメスをビンに隔離してたんだけどね。オスがビンの蓋空けてメス用のゼリー食ってた。ちゃんと60gのゼリー入れてるのに・・・。

■事件勃発
僕がいつものように夜中まで焼酎をラッパ飲みしながら眠剤をスニスニしていると、ペアリングして一週間目くらいのケースからケンカ音が!!
いままでけっこう平気そうだったので安心していたのですが、それはただ単にメスが穴掘って隠れて出てこなかっただけなんですね。
腹ペコになっておそるおそる出てきたところで「バキバキ!」なわけです。

「こンの穀潰しがァァァァァ!!!」

と、雄叫びを上げつつケースを大パンチ。ひっくり返る中身。
もう酔ってる上に眠剤カマしているので歯止めがききません。
大事なメスをブッ殺そうとしたこのスマトラ85mmを素手で掴みピンセットに固定。
今思うと、けっこう恐ろしいことやってます。間違って挟まれたら多分殺してますね、痛さのあまり。あ、でも酔ってるから痛くないかも。




■罪と罰
殺人未遂は立派な犯罪です。
拷問ののち、引きずり回し、悶死させるのが一般的ですが、コイツは悔しくも種親。
というわけで、死なない程度の罰を与えることにしました。

「バッファローマン刑」
です。

暴れるオスを押さえつける、彼の自慢だったそのオオアゴ。
ペンに穴を空けるほどの自慢のオオアゴ。
戦えば、誰にも負けないその膂力。

笑いながら根本からニッパーでバツンと切断。



■罪プレイ
切断面は、ロウを溶かして詰め込みます。
そうですSMです。
その前に消毒をして、そして詰めます。もうカタワなので挟まれる心配はありません。
立派にバッファローマンになった彼ですが、かわいそうだと非難される方もいるかも知れません。
しかし、種親として彼を今後使うことを考えると決してかわいそうとは言えないと思います。
この平和な飼育環境下。武器は必要ないのです。
その子々孫々で大型で美しい個体を作出するためにも、彼には武器を捨ててもらうしかないのです。ましてや、メス殺しなどを頻発するようでは繁殖など夢の又夢。

■懲役
彼には自分の弱さを実感して頂くために、あるガタと同居させています。

セレメタ

えー、現在相撲のように押しだしでセレメタを追い出すことは出来ても、明るいウチは常にセレメタにエサ場を占領されています。
これだけやれば充分でしょう。
しばらくしたらもう一度ペアリングさせます。
メスが消耗しきっていてかわいそうです。エサは食えない。オスには殺されかかる。
なので特別にミル蛹を進呈。


菌糸ビン飼育が大型化させやすいようです。それもしばらく寝かせて置いた、やや茶色の濃くなったモノが適するようで瓶詰めして数週間程度のモノだと這い出してきてしまいます。かといって、劣化した菌糸とオガを混ぜたマットなんかに入れたら死にました。
国産ヒラタみたいに土化したマットでもイケるのでしょうか??今後の改題ですが、今のペアが死んだらもうだめかなー。
オオヒラタはその風貌に相反してかなり環境に対してはデリケートな側面を持つように思います。

■後記
なんとかなりました。 いちど蛹室を暴いてしまって「あわや」と思われましたが、また自力で蛹室を作り直し蛹化しました。
だからスマトラにしては若干しりつぼみな個体になってしまった気がします。
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