2014年10月22日02時03分
神戸市長田区の雑木林脇で近くの小1女児(6)の遺体が見つかった事件で、殺人容疑で再逮捕された君野康弘容疑者(47)が神戸地検の調べに対し、「絵のモデルになってほしい」と自宅アパート近くの路上で女児に声をかけた、と供述していることがわかった。21日午後に接見した弁護人の高木甫(はじめ)弁護士(兵庫県弁護士会)が明らかにした。
県警によると、女児は9月11日、当時暮らしていた祖母宅に学校から戻った後、行方不明になった。同日午後3時15~20分ごろ、祖母宅から約300メートル南東にあるコンビニ店やその近くのマンションの防犯カメラに女児の姿と、後をつけるような君野容疑者とみられる男が映っていた。
高木弁護士によると、君野容疑者は同日夕、コンビニの向かい側にある銭湯の前で、女児に「かわいいね。絵のモデルになってくれない?」と声をかけた。女児は「いいよ」と応じ、自宅アパートまでついてきて室内に入った、と君野容疑者は説明しているという。高木弁護士は、その後の経緯については「今のところ、お話しできる内容ではない」としている。
君野容疑者は「女児と顔見知りではない」と話し、当時、酒に酔っていたと説明。「取り返しがつかないことをした。厳しい処分を受け、責任を負うのはわかっている。いつも冥福を祈っている」と謝罪の言葉も述べているという。
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部
PR比べてお得!