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【エボラ出血熱】
ナイジェリアでは終息 WHOが宣言 セネガルに続き
世界保健機関(WHO)は20日、西アフリカ・ナイジェリアでのエボラ出血熱の流行が終息したと正式に宣言した。17日のセネガルに続き2カ国目。
WHOによると、ナイジェリアの感染者は疑い例も含めて20人で、死者は8人だった。ナイジェリアではエボラ熱の最大潜伏期間の2倍に当たる42日を過ぎても、新たな感染者が出なかった。
ただリベリア、シエラレオネ、ギニアの3カ国では依然として感染が広がっており、WHOは引き続き警戒を強化している。
WHOは17日、エボラ熱の感染者(疑い例を含む)が14日までに米国、スペインを含む計7カ国で9216人に達し、4555人が死亡したと発表した。国別の死者はリベリアが2484人、シエラレオネ1200人、ギニア862人などとなっている。(共同)