エボラ出血熱:WHO ナイジェリアでも感染終息宣言

毎日新聞 2014年10月20日 21時18分(最終更新 10月20日 23時21分)

 【ヨハネスブルク服部正法】世界保健機関(WHO)は20日、ナイジェリアのエボラ出血熱感染について終息宣言を出した。西アフリカで拡大する一連のエボラ感染での終息宣言は、17日に出されたセネガルに次いで2カ国目。

 エボラ出血熱は、西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネの3カ国を中心に猛威を振るっており、これまでに4500人以上が死亡している。

 ナイジェリアでは、最大都市ラゴスの空港で7月下旬、エボラ感染したリベリア人男性が倒れ、後に死亡。その後、男性の治療に当たった医師らに感染が広がった。感染の疑いを含む感染者は計20人で、死者は8人。

 ナイジェリアでは、最後の感染者の発覚から、潜伏期間(最長21日)の2倍に当たる42日が経過したため、WHOが終息を宣言した。

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