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【エボラ出血熱】
米保健当局、首都での感染疑い例否定 南部の感染者は重症化
米首都ワシントンの保健当局は4日、市内の病院で隔離治療中の患者がエボラ出血熱に感染している疑いは否定されたと発表した。エボラ熱に似た症状とナイジェリアへの渡航歴があり、米疾病対策センター(CDC)と連携して検査していた。
一方、米メディアによると米国内で初めて感染が確認され、隔離治療を受けている南部テキサス州のリベリア人男性は重症化した。
CDCのフリーデン所長は同日の記者会見で、これまでにエボラ熱の感染疑いに関する連絡が全米から100件以上寄せられたが、実際に感染が確認されたのはテキサスの1例だけだったと明らかにした。ただ流行国からの感染が散発的に飛び火するリスクは「ゼロにできない」として、西アフリカでの封じ込めの重要性を強調した。(共同)