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【エボラ出血熱】
南アフリカ、感染地域からの入国禁止
西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱をめぐり、南アフリカ政府は21日、感染地域のギニア、リベリア、シエラレオネの3カ国から訪れる外国人の入国を禁止したと発表した。アフリカではケニアが既に感染地域からの入国を禁止している。
アフリカ経済を牽引(けんいん)する南アの入国禁止で、3カ国経済への悪影響が懸念される。南ア政府は声明で「他の国への拡大を食い止める必要がある」としている。また、3カ国から南アに入国する際の経由地となるナイジェリア、ケニア、エチオピアを中レベルのリスク国と指定し、南ア入国の際の検疫を強化するという。
世界保健機関(WHO)によると、エボラ熱の死者は18日までに感染の疑い例も含め、計1350人に達した。(共同)