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【エボラ出血熱】
治療薬「ZMapp」をアフリカ人に初投与
西アフリカのリベリアで17日までに、エボラ出血熱に感染したリベリア人とナイジェリア人の医師3人に、米製薬会社が開発中の治療薬「ZMapp」が投与された。ロイター通信が伝えた。ZMappはこれまで米国人2人とスペイン人司祭に投与されたが、アフリカ人の治療に使われたのは初めて。
米国人2人は投与後に症状が改善したとされるが、スペイン人司祭は死亡。製薬会社は既にZMappの在庫は尽きたと明らかにしている。
世界保健機関(WHO)は感染者に未承認の治療薬を条件付きで投与することを容認したが、現段階で流行を抑えるだけの十分な量を供給できる治療薬やワクチンはないとも指摘している。(共同)