記事詳細
【エボラ出血熱】
死者1069人に 西アフリカ、2日で56人増 ギニアも非常事態宣言
世界保健機関(WHO)は13日、西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱の死者が、11日までに疑い例を含め4カ国で計1069人に達したとの声明を発表した。
9日までの死者は計1013人だった。11日までの2日間で56人増えた計算で、感染の拡大が続いていることを示している。
11日までに感染が確認されたか疑われる患者は計1975人。死者の内訳はギニア377人、リベリア355人、シエラレオネ334人、ナイジェリア3人。リベリア、シエラレオネの増加が目立っている。
また、フランス公共ラジオによると、ギニアのコンデ大統領は13日、保健衛生上の非常事態を宣言し、国境管理の強化や遺体の移動制限などの対策を発表した。これで4カ国はすべて非常事態を宣言した。(共同)