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 弾道ミサイルを探知する米軍のXバンドレーダーが21日、京都府京丹後市の米軍経ケ岬通信所に搬入された。12月中の本格運用開始を予定している。同レーダーの国内配備は青森県つがる市の米軍車力(しゃりき)通信所に続いて2カ所目になる。

 防衛省などによると、レーダーの本体を搭載したトレーラーや関係車両は20日午後9時ごろ、航空自衛隊小松基地(石川県小松市)を出発。厳重な警備の中、21日午前4時半ごろ経ケ岬通信所に到着した。

 搬入時には、住民団体「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」の永井友昭事務局長らが「レーダーはいらない」と抗議した。午前7時からは住民約30人が基地前で抗議集会を開いた。