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「Xバンドレーダー」京都の米軍基地に搬入10月21日 14時53分
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弾道ミサイルの発射を探知する「Xバンドレーダー」と呼ばれるアメリカ軍のレーダーが21日朝早く、京都府京丹後市にあるアメリカ軍の基地に運び込まれました。
日米両政府は、京都府京丹後市にあるアメリカ軍の「経ヶ岬通信所」に、弾道ミサイルの発射を探知するレーダー、「Xバンドレーダー」の配備を進めています。
レーダーを積んだ大型トラックが21日午前4時半ごろ、石川県の航空自衛隊小松基地から到着し、警察などが警戒するなか、アメリカ軍の基地に運び込まれました。基地の前には配備に反対する住民や市民団体が集まり、トラックが到着すると、「基地はいらない」などと声を上げていました。
アメリカ軍の「Xバンドレーダー」が配備されるのは、青森県つがる市に続いて国内2か所目で、ことし12月から本格的に運用が始まる見込みです。
国土交通省はレーダーによる航空機の機器への影響を避けるため、基地の北側にある半径6キロの範囲の上空に、飛行制限区域を来月1日から設けることにしています。地元で反対運動を行う三野みつるさん(66)は、「電磁波による悪い影響などが起きるのではないかと不安だ。地元が安心できるよう、きちんと説明してほしい」と話していました。