10月21日開催の第51回「文藝賞」授賞式で発表。同社の小野寺優社長は、「日本文学全集という全集刊行の一方で、新たな才能と是非とも出会ってほしいとの思いから、採算度外視で市場に一石を投じたい」と説明した。
受賞作は、李龍徳(イ・ヨンドク)氏の『死にたくなったら電話して』(通常定価1500円)、金子薫『アルタッドに捧ぐ』(同1300円)の2作品。特価期限は出版社の出荷ベースで来年2月末日。3月1日出荷分からバーコードを変更し、通常定価にする。同社の文芸書を配本する約4000書店に対し、ファクス通信で事前告知し、スムーズな運用を図る。