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官房長官「出国禁止延長は人道上も問題」10月15日 18時48分
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菅官房長官は、午後の記者会見で、韓国の検察がパク・クネ(朴槿恵)大統領の名誉を傷つけたとして起訴した産経新聞の前ソウル支局長に対し、出国禁止措置の延長を申請したことについて、人道上も問題があるとして、韓国側に適切な対応を求めていく考えを示しました。
韓国の検察は、パク・クネ大統領の名誉を傷つけたとして起訴した産経新聞の前ソウル支局長に対し、14日、出国禁止措置の3か月の延長を法務省に申請しました。
これについて、菅官房長官は、午後の記者会見で、「今回の在宅起訴は最大限尊重されるべき報道の自由との関係で国際社会の常識と大きくかけ離れている。民主国家としてあるまじき行為であると言わざるをえない」と指摘しました。
そのうえで、菅官房長官は、「前支局長はすでに2か月間、出国禁止の措置を受けて、移動の自由を制限された状態であり、さらに3か月間延長されることになれば、人道上も大きな問題がある。わが国としては、引き続き韓国側に懸念を伝え、適切な対応を強く求めていきたい」と述べました。