九州電力の再生可能エネルギー発電設備の接続に関する回答保留の一部解除について
本件の概要
九州電力は、本年9月24日に再生可能エネルギー発電設備の接続申込みへの回答保留措置を公表したところです。
経済産業省は、九州電力に対し、関係者の方々の声に耳を傾け、何ができるかの検討等を求めてきましたが、これを受けて、九州電力から、回答保留の対象となっている案件のうち、大型の住宅用太陽光など、公表日(本年9月24日)までに接続申込みを行った10kW以上50kW未満のもの(50kW以上の案件を分割して50kW未満としているものを除く)について、回答保留を解除するとの報告がありましたので、お知らせいたします。
1.背景
九州電力は、本年9月24日、太陽光を中心とした再生可能エネルギーの急速な拡大に伴い、電力の安定供給が困難となる見通しとなったことから、住宅用太陽光など10kW 未満の設備(余剰買取)を除き、同社管内における再生可能エネルギーの接続申込みに対する回答を保留し、再生可能エネルギーの接続可能量の検討を行うことを公表しました。
2.九州電力の回答保留の一部解除
経済産業省は、これまで九州電力を含む接続申込みへの回答保留中の電力会社に対し、関係者の方々に丁寧な説明を行うよう要請し、関係者の方々の声に耳を傾け、何ができるか対応を検討するよう求めてまいりました。
これを受け、九州電力は、回答保留の対象となっている案件のうち、大型の住宅用太陽光など、公表日(本年9月24日)までに接続申込みを行った10kW以上50kW未満のもの(50kW以上の案件を分割して50kW未満としているものを除く)について、回答保留を解除し、接続に向けた検討を再開することとなりました。
詳細は、九州電力HPを御参照ください。http://www.kyuden.co.jp/
(参考)接続可能量の検証について
経済産業省は、総合資源エネルギー調査会省エネルギー新エネルギー分科会新エネルギー小委員会の下に「系統ワーキンググループ」を設置し、九州電力等の接続可能量を検証することとしており、年内に一定の結論を得ることを想定しています。
担当
経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部 新エネルギー対策課
公表日
平成26年10月21日(火)