社会
横須賀で夫婦死亡 遺体に複数刺し傷
19日午前10時40分ごろ、横須賀市津久井3丁目、自営業男性(60)方で、「父親が死んでいる」と30代の長男から110番通報があった。駆け付けた浦賀署員が、自営業男性と妻(61)が死亡しているのを発見。2人の遺体には複数の刺し傷があることから、同署は2人が事件に巻き込まれた可能性があるとみて捜査を始めた。同居する30代の次男が何らかの事情を知っているとみて、話を聴いている。
同署によると、2人は玄関ホールで背中合わせに横向きで倒れ、掛け布団で一部が覆われていた。妻の頭と足にはごみ用の袋がかぶせられていた。玄関は施錠されていた。
自営業男性は妻と次男の3人暮らし。近隣住民から「2~3日前に(家の方から)叫び声が聞こえた。2階の窓が開いている」と連絡を受けた長男が19日午前、開いていた2階窓から自宅に入り、2人を発見した。次男は不在だったという。
近くに住む60代の女性は「16日早朝と17日に男性のわめき声が聞こえた」と振り返り、「仲良く暮らしていたのに、こんなことになって驚いている」と話した。
【神奈川新聞】