674日宇宙で何を? X-37Bが極秘ミッションを終え戻る

2014.10.21 13:00
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君はいったい宇宙で何をしてるんだい?

前回地球を7,000周以上回って戻った無人版スペースシャトル「X-37B」が、またまた674日の最長滞留記録を更新して帰ってきました。2年近く飛んだのに無傷で帰還、余裕シャクシャクです。

X-37BはNASAから米国防省に移管し、2004年に国家機密となったプロジェクトです。「軌道上の実験多数」をこなして加州ヴァンデンバーグ空軍基地の滑走路に無事生還したのは2機あるうち1号機の方です。のべ3回目、1号機は2回目のミッションとなります。

軌道は世界中の天文愛好家が追跡しているので大体のところはわかっているのですが、任務と性能は相変わらず秘密のヴェールに包まれたままです。「軌道上の実験」の中身も一切不明で、巷では画像撮影、燃料補給、偵察衛星の修理、宇宙のライバル国の偵察、最先端のスパイ機器の試験運用などなど、いろんな憶測が飛び交っていますよ。

既にわかっている情報を、NBCのDevin Coldewey記者はこんな風にまとめています。


X-37Bには人間のパイロットは乗っていない。少なくとも、あの窓ひとつないコックピットに乗っている人間はいない。操縦は遠隔で行い、着陸も自力で行う。打ち上げの詳細は機密扱いではないが、これといって面白い材料もない。

機体は2012年12月12日アトラスVロケットで打ち上げ、上空約180マイル(290km)で周回軌道に入った。この最後の部分は空軍が公表したデータではなく、天文愛好家ネットワークが推定した数値だが。

サイズから考えて、機内には航空電子工学機器、小型ロケットエンジン、トラックの荷台ほどの大きさの謎のくぼみ(センサー、実験道具、ハードウェア、植物、細菌集落なんかを置くスペースと思われる)を除けば足の踏み場もないほどだろう。もちろん実際の中身を知る人は誰もいない。


「中国の天宮1号を宇宙から見張ってんのさ」と2012年にBBCに語ったのは英誌SpaceflightのDavid Baker編集長ですが、「それはどうかな?」と元米空軍軌道アナリストのBrian Weeden氏はBBCに話してます。「ふつう偵察衛星は地球全体が見回せる極軌道を回るので、その可能性は薄い」とのこと。


ふつう偵察衛星は地球全体が見回せる極軌道を回る。が、X-37Bはもっと軌道傾斜角が低いため、見張れる緯度の範囲は狭く、本気で見張れるのは中東・アフガニスタンといったところだ。

天宮1号を見張ってるのか? 自分はそうは思わない。時たま(X-37Bと天宮の)軌道がクロスするのは、たまたまだろう。 それに米国が本気で天宮を見張る気ならX-37Bなんか使わなくてもスパイ装備はいろいろあるからね。


つまり全然わからない、武器実験用プラットフォームの可能性もあるってことですね、なるほど。


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source: io9, AVIATION WEEK, NBC NEWS

Jesus Diaz, Robbie Gonzalez - SPLOID - Gizmodo US[原文
(satomi) 

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