韓国で位置追跡電子装置(電子足輪)の装着対象となっている性犯罪前歴者の4人中3人について、個人情報が公開されておらず、犯罪抑止効果に問題があると指摘する声が出ている。
国会法制司法委員会のイ・サンミン委員長が法務部(省に相当)から受け取った「性的暴力事犯の電子足輪装着者の個人情報公開に関する地域別現況」と題する資料によると、先月末現在、性犯罪で電子足輪の装着対象となった人は全国に1664人いる。このうち、個人情報が公開されている人は417人で、その比率は25.1%にとどまっている。
とりわけ、忠清南道(86人中9人、10.5%)や慶尚北道(91人中13人、14.3%)、大邱市(113人中17人、15%)で、個人情報が公開されている人の比率が全国平均を10ポイント以上下回っていることが分かった。