Office 365 のシステム要件

Office 365 を快適にご利用いただくために、ブラウザー、Office クライアント、アプリなどは必ず最新のものをお使いください。 また、ソフトウェアの更新プログラムが提供されたら、インストールすることをお勧めします。

Office 365 は次のソフトウェアで動作するように設計されています。

• 最新バージョンまたは 1 つ前のバージョンの Internet Explorer または Firefox、最新バージョンの Chrome または Safari。
• メインストリーム サポート対象のすべてのバージョンの Microsoft Office。

Microsoft では旧バージョンのブラウザーやクライアントで Office 365 に接続することはお勧めしていませんが、該当のソフトウェアが製造元のサポート対象である場合に限り、制限付きのサポートを提供します。 具体的には、旧バージョンのブラウザーやクライアントを引き続き使う場合、次のような制限があります。

• Office 365 ではサービスへの接続を意図的に阻むことはありません。

• Office 365 では旧バージョンのクライアントに関連した問題を解決するための修正プログラムは提供しませんが、セキュリティ関連の修正プログラムは必要に応じて提供します。
• 旧バージョンを使っていると、操作性は徐々に低下します。

Office 365 は、製造元がサポートしていないサービスでお使いになるソフトウェアはサポートしません。

Web ブラウザー: Internet Explorer

Office 365 は最新バージョンまたは 1 つ前のバージョンの Internet Explorer で動作するように設計されています。 Internet Explorer の最新バージョンがリリースされたときには、アップグレードすることをお勧めします。 Office 365 は Internet Explorer の最新バージョンがリリースされてから一定期間は最新バージョンまたは 1 つ前のバージョン以外の Internet Explorer でも引き続きお使いいただけますが、Office 365 の動作は保証されません。

旧バージョンの Office 365 で Internet Explorer にアクセスすると、次のように Internet Explorer のバージョンによっては、既知の問題が発生したり、制限の対象になる場合があります。

• Internet Explorer 9    Office 365 では、Internet Explorer 9 でサービスを利用中に発生した問題を解決するための修正プログラムは提供しません。 旧バージョンを使っていると、操作性は徐々に低下して、Office 365 の新しい機能の多くがまったく動作しないことがあります。
• Internet Explorer 8    Outlook Web App や Internet Explorer 8 でのメールの送受信の操作性は、特に Windows XP やメモリ容量の少ないデバイスなどでご利用の場合は大幅に低下します。 Office 365 では、Internet Explorer 8 でサービスをご利用中に発生した問題を解決するための修正プログラムは提供しません。また、Office 365 の新機能がまったく機能しないことがあります。

Internet Explorer 8 でのご利用を継続すると、操作性がさらに低下していきます。 2014 年 5 月より、Internet Explorer 8 で表示されるのは Outlook Web App Light のみになります。 Office 365 管理者には、変更実施の 30 日前に Office 365 管理センターのメッセージ センターにこの変更が通知されます。

以前の Web アプリやサービスへのアクセスに Internet Explorer 8 を使っている場合は、Internet Explorer 11 へのアップグレードとエンタープライズ モードの Internet Explorer 11 の評価をご検討ください。 アップグレードすると、従来の Web アプリとの適切な下位互換性が保たれます。

Web ブラウザー: Firefox、Chrome、Safari

Office 365 は、最新バージョンまたは 1 つ前のバージョンの Firefox、最新バージョンの Chrome または Safari で動作するように設計されています。 Microsoft では、ブラウザーの製造元がサポートしているバージョンのブラウザーのみサポートします。 通常、サポート対象になるのは最新バージョンのみです。 Firefox と Chrome では、6 週間ごとにお使いのデバイスに更新プログラムをストリーミング配信しているので、 ブラウザー関連の一般的な問題の多くは、次の更新時に解決されます。

メインストリーム サポート対象の Office クライアント

Office 365 プランの多くでは、Word、Excel、PowerPoint などの Office デスクトップ アプリケーションの最新バージョンを提供しています。 Office 365 プランで利用できる Office アプリケーションと機能の比較については、「Office アプリケーション サービスの説明」をご覧ください。

Office 365 サブスクリプションでは、サポート対象の Microsoft Office クライアントもお使いいただけます。 Office 365 は、メインストリーム サポート対象のバージョンの Microsoft Office で動作するように設計されています。 Office 365 の新機能の多くは、最新バージョンの Office で動作するように設計されていますが、一部の新機能についてはメインストリーム サポート対象の旧バージョンの Office でも動作する場合があります。

Office サブスクリプション ソフトウェア ライセンス (Office 365 ProPlus サービスで提供される Office Professional Plus 2010、Office 365、Lync クライアント) をお持ちの場合、最新バージョンのソフトウェアはご利用いただけますが、旧バージョンのソフトウェアへのダウングレードはできません。 Microsoft では、サブスクリプションで最新バージョンと旧バージョンの両方のソフトウェアを一定期間同時にお使いいただける、アップグレード期間を提供することがあります。

 メモ    Office Professional Plus 2010 のメインストリーム サポートは、2015 年 10 月 13 日に終了します。
Office Professional Plus 2013 のメインストリーム サポートは、2018 年 4 月 10 日に終了します。

延長サポート対象の Office クライアント

延長サポート対象の Office クライアントは、Office 365 で動作するようには設計されていませんが、Office 365 サービスへは引き続き接続できます。 延長サポート対象の Office クライアントでの操作性が大幅に低下する場合や該当の Office クライアントで Office 365 サービスへの接続ができなくなる場合は、Microsoft サポート ライフサイクル サービス パック ポリシーに準じてお知らせします。

Office 365 サポートでは、旧バージョンのクライアント関連のヘルプ、回避策、使用方法などを必要に応じて提供しますが、 多くの場合、旧バージョンのブラウザーやクライアント関連の問題を解決するために Office 365 サポートで提供できる唯一の解決法はブラウザーやクライアントのアップグレードであることがあります。

 メモ    Office 365 は Office 2007 で動作するように設計されていません。これは、Office 2007 のメインストリーム サポートが 2012 年 10 月 12 日に終了しているためです。 Office 365 では、Office 2007 でサービスを利用中に発生した問題を解決するための修正プログラムは提供しません。 旧バージョンを使っていると、操作性は徐々に低下し、Office 365 の新しい機能の多くがまったく動作しないことがあります。 Office 365 ProPlus を快適にご利用いただくために、できるだけ早く Office Professional Plus や Office 365 2013 にアップグレードすることをお勧めします。

オペレーティング システム要件

Office 365 にはオペレーティング システム要件は特にありませんが、お使いのオペレーティング システムが製造元のサポート対象である必要があります。 ただし、Office 365 の高度な設定オプション、機能、シナリオ、ツールなどでは、明らかにオペレーティング システムに依存している場合やオペレーティング システムによって動作が異なる場合があります。

 メモ    Windows XP の延長サポートは、2014 年 4 月 8 日に終了します。 Office 365 では、この延長サポートの終了後も Windows XP デバイスによるサービスへの接続をブロックすることはありませんが、操作性は徐々に低下します。 Windows XP や Internet Explorer 8 をメモリ容量の少ないデバイスでお使いの場合、ブラウザーでの Office 365 の操作性が大幅に低下します。

Microsoft が提供する Office サービス パックと更新プログラム

Microsoft サポート ライフサイクル サービス パック ポリシーでは、Office サービス パックをリリースから 12 か月以内にインストールしていただくよう定めています。 Office 365 をお使いいただくには、このポリシーに従っていただく必要があります。

自動更新プログラムには、Microsoft 製品に関する重要なセキュリティ修正プログラムが含まれています。 Office 365 では、お使いの環境を安全に保つためにも Office 365 を快適にご利用いただくためにも Microsoft による自動更新をご利用いただくことを強くお勧めしています。 Office 365 ProPlus や Lync Basic をお使いの場合、更新プログラムのインストールは、リリースから 12 か月までのみ延長できます。

Office 365 プラン別システム要件