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【大リーグ】

ジャイアンツ、サヨナラ勝ち 相手失策で2勝1敗

2014年10月16日 紙面から

◇NLCS第3戦 ジャイアンツ5−4カージナルス

 後ろ髪をなびかせたジャイアンツのブランドン・クロフォード内野手(27)が、右腕を突き上げながら悠々とサヨナラのホームを踏んだ。たちまち歓喜の輪ができ、ジ軍の選手たちはピョンピョン跳びはねた。4−4の延長10回無死一、二塁。ブランコが丁寧に転がしたバントを、投手のチョートが一塁カバーに入った二塁手ウォンの左へ悪送球。外野へ転々とする間にサヨナラの走者が生還した。

 失策によるサヨナラ決着はPS史上8度目。うち犠牲バントがきっかけになったのは4度目だ。起点はクロフォード。ジ軍打線は5回以降ぱったりと快音を潜めたが、10回先頭のクロフォードが「出塁することだけを考えた」と8球粘って四球を選んだ。続くペレスが左前打で無死一、二塁と好機を広げてブランコにつなげていた。

 「美しいバントだった。俊足でも相手に重圧をかけたね」とボウチー監督。前の打者のペレスがバントを2度失敗した後、苦し紛れの「打て」のサインで安打を放つという幸運もあった。「こういう勝ち方は想定できるものじゃないよ」。本拠地で白星を先行させ、指揮官の顔が思わずほころんだ。

 

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