蹴球探訪
英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【大リーグ】青木・ロイヤルズがWS進出 PS新8連勝で29年ぶりリーグ制覇2014年10月17日 紙面から ◇ALCS第4戦 ロイヤルズ2−1オリオールズ超満員のカウフマンスタジアムが歓喜に揺れた。最後の打者ハーディを守護神ホランドが打ち取ると、ベンチの最前列で身を乗り出していた青木が先頭で飛び出した。メジャー新記録となるPS初戦からの8連勝で、29年ぶりのリーグ制覇。「これでやっとワールドシリーズの舞台に立てる。あとは世界一を取るだけ」。大歓声の中、チームメートと抱き合いながら青木が声を弾ませた。 王手をかけて臨んだ第4戦も、いつも通りの戦い方だった。1回、エスコバルが安打、青木が死球で塁に出る。3番ケーンの犠打で1死二、三塁とすると、4番ホスマーは一ゴロ。相手は本塁でのアウトを狙ったが、走者にタッチした捕手のグラブからボールが転がる間に二走の青木までが生還した。 「デッドボールだけど、ああいう形でも塁に出て得点にも絡んだ。あの2点で逃げ切れると思わなかった」 立ち上がりにそつなく2点を奪えば、後はいつもの勝ちパターン。5回に左翼手ゴードンがフェンスに激突しながら大飛球をキャッチし、6回以降は盤石の救援陣がピシャリ。レギュラーシーズンで両リーグ最多の211本塁打を記録したオリオールズを守り勝つ野球で圧倒し、青木も「投手陣が良すぎるくらい。ファンの声援で押される感じもある」とうなずいた。 大リーグ3年目。ブルワーズから移籍した新天地で初めて故障者入りを経験するなど、前半戦は苦しんだ。日本の盗塁王が代走を送られ、守備でも交代を経験。今までにない起用法に戸惑ったが、支えとなったのは家族やトレーナー。試合後の優勝セレモニーには佐知夫人らも参加し、「家族にこういう思いを味わわせることができてよかった。一番近くで苦労したのは奥さんだし、トレーナー」と感謝を口にしたが、ゴールはまだ先にある。 「もっと(周囲を)幸せな気分にさせたい。今の感じでやっていけば必ず結果もついてくる。大暴れして、シーズンを締めくくりたい」 PS進出を決めた9月26日のホワイトソックス戦から、シャンパンファイトは今季4度目。勢いがある。自信もある。29年ぶりの大舞台も普段通りに戦えば、きっと5度目の美酒が待っている。 (カンザスシティー穐村賢) PR情報
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