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【大リーグ】

本紙が選ぶWシリーズ名勝負 2001年 Dバックス−ヤンキース

2014年10月19日 紙面から

 ロイヤルズとジャイアンツが、ともにワイルドカードからの下克上で駒を進めたことしのワールドシリーズ(WS)。「フォール・クラシック(秋の古典劇)」と称される晴れの大舞台は、今年で第110回を数えます。青木宣親外野手(32)らの活躍を楽しみに待つ日本の大リーグファンのために、本紙が過去のWSの名場面を集めてみました。ダイヤモンドバックスがヤンキースを倒した2001年や「世紀の誤審」があったロイヤルズ対カージナルスの1985年シリーズなど、WS本番へ向けた“オードブル”として楽しんでいただければ幸いです。

 世界中が「9・11」に揺れた2001年。ダイヤモンドバックス−ヤンキースのWSは、今世紀のみならず過去最高に挙げるファンも多い。WS4連覇を狙うヤ軍は、リーグ優勝決定シリーズでマリナーズと激突。マ軍は新人王とリーグMVPをダブル受賞のイチローを先頭に、メジャー記録のシーズン116勝をマークした。だが、第4戦で守護神・佐々木が元広島のソリアーノにサヨナラ2ランを浴びるなど1勝4敗で王者に屈した。

 迎えたWSの第1、2戦は、ダ軍の左右二枚看板、ジョンソンとシリングが本拠地で奮投し、連勝スタート。だが、舞台をニューヨークに移した第3戦からヤ軍が3連勝で王手をかけた。第4戦は、ともに守護神・金炳賢から9回にマルティネスが同点弾、10回にジーターがサヨナラ弾。第5戦は9回にブローシャスが金から同点2ラン、12回にソリアーノがサヨナラ打と神懸かった。

 だが、再び舞台をフェニックスに移した第6戦はダ軍が15−2で大勝して逆王手。第7戦、ダ軍が1−2と追いかける9回裏。“史上最強守護神”リベラから2安打などで同点とし、なお1死満塁から、主砲L・ゴンザレスが遊撃ジーターの後ろにポトリと落ちるサヨナラ安打。創設4年目で、球団史上唯一の世界一を達成した。伝説の日から10年以上を経た現在、ゴンザレスは「あれから毎日、幸運をかみしめている。自分もチームも、何と幸運だったことか。あの記憶は一生色あせない」と振り返る。

 ▽第7戦(フェニックス)

ヤンキース

000000110|2

000001002x|3

ダイヤモンドバックス

 

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