2014年10月21日12時52分
がん治療に効果があるとして、医師免許がないのに未承認薬などを患者に注射するよう看護師らに指示していたとして、岐阜県警は21日午前、同県羽島市のホテル内にあった診療所「陽光クリニック」元事務長の男(51)=岐阜市=を医師法違反(無資格医業)の疑いで逮捕した。同診療所の元代表の男(48)=津市=も逮捕する方針。
県警は診療所が入居していたホテルを運営する「高陽社」(羽島市)を21日、関係先として家宅捜索した。同社は健康食品や水などを対面販売し、全国に多数の会員がいるとされる。
捜査関係者によると、元代表と元事務長はいずれも医師ではないにもかかわらず、がんの治療に効果があるとして、診療所の看護師らに昨年、免疫力を高めるとされる医薬品を注射するなどの指示をしていた疑い。使用していた薬品には厚生労働省が承認していないものもあったという。注射をした看護師らからも任意で事情を聴いている。医師法では、看護師が、医師の指示なく注射をすることは禁じられている。
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朝日新聞社会部
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