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日米共同の飛行訓練始まる
自衛隊とアメリカ軍による飛行訓練が新富町の航空自衛隊新田原基地で始まり、地元の住民などが見守る中、両国の戦闘機が次々と飛び立ちました。
この日米共同訓練は、在日アメリカ軍が駐留する地域の住民の負担を軽減するために、新田原基地で１８日から行われています。
飛行訓練は２０日午前９時半ごろから始まり、アメリカ軍のＦ１５戦闘機８機と航空自衛隊のＦ４戦闘機４機がごう音とともに次々と離陸しました。
１０月３１日までの訓練の期間中、四国沖や九州の西側の空域で１回あたりおよそ１時間、１日２回程度の模擬の空中戦などが予定されています。
今回の訓練は、在日アメリカ軍からパイロットや整備士など合わせておよそ２００人が参加し、新田原基地での共同訓練としては過去最大の規模となっていて、地元の住民からは「戦闘機の墜落や騒音の被害につながる」などと懸念する声が出ています。
基地の近くでは訓練に抗議する集会が開かれ、地元の住民をはじめ、県内の労働組合や市民団体から合わせておよそ５０人が集まりました。
この中で、参加者の１人が「過去最大規模の訓練とあって、住民は騒音と墜落などの危険にますますさらされている」などと述べ、全員で反対の声を上げました。
10月20日 19時53分