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戦犯崇拝でないと言いながら…靖国神社側「分祀はいけない」
2014年10月21日08時01分[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
18日午前、秋季例大祭を迎え、天皇の勅使が靖国神社で供物を運んでいる。高市早苗総務相など安倍内閣の閣僚3人もこの日参拝した。 |
しかし神社の関係者は「神道では死んだ後の魂を人為的に分けることができる存在と考えない。流れる川にコップ1杯の水を注げば、後にその部分だけ再び取り出すことができないのと同じ」とし「ここはA級戦犯を崇拝するためのものではない」と主張した。その後、神社内にある小さな神社2カ所を案内し、「一つは日本との戦争中に死亡した外国人と民間人を、もう一つは明治維新に抵抗した幕府軍を祀ったところ」と説明した。この関係者は「死亡すれば味方と敵の区別がなくなる。すべての魂を慰めて祀るところが靖国神社」と繰り返し主張した。
この日、靖国神社には午前から多くの人々が訪れた。前日に始まった秋期例大祭(17-20日)のために来た参拝客だった。靖国神社の関係者は「例大祭は1年に2度(4月、10月)開かれるが、全国各地から護国英霊を哀悼する参拝客が集まる。靖国神社の最も大きな行事の一つ」と述べた。
天皇が送った勅使と日本閣僚の参拝が予定されていたため、日本メディアも集まった。午前10時30分に天皇が送った勅使が神官とともに供物を肩にのせて登場すると、参拝客は合掌したまま頭を下げた。靖国神社境内の戦争博物館「遊就館」では「大東亜戦争70年特別展」も開かれていた。内部には、太平洋戦争当時に米国の戦艦に自殺攻撃をした「神風」特攻隊の零戦などが展示されていた。建物の隅には生徒たちが描いた「零戦」も展示されていた。