在日米軍による基地建設が進む京都府京丹後市で、21日未明、高性能レーダー「Xバンドレーダー」が抗議の声があがる中、基地に運び入れられました。 午前4時半頃、京都府京丹後市の「米軍経ケ岬通信所」では、警察車両に誘導されながら「Xバンドレーダー」本体が基地に搬入されました。 配備される高性能レーダー「Xバンドレーダー」は、敵の弾道ミサイルを探知・追尾するもので、北朝鮮によるミサイルへの備えとして、前線での「目」の役割を担うことになります。 日本での配備は、青森県つがる市に続いて2基目です。 フェンスの外では、反対派の住民が抗議の声をあげました。 「電磁波のこともあるし、標的になるでしょう。私たちの恐れている軍人軍属のこともありますし、そういうことが一気に現実的になってきた」(反対派の住民) 在日米軍は22日、基地の開設に伴う部隊の発足式を予定していて、12月にもレーダーの本格運用を始める見通しです。 (10/21 12:04)