発表から2カ月余り。ついに満を持しての登場です。
米Intel製モバイルSoCを搭載した「USBメモリサイズのWindows PC」についてお伝えしたのも、ほんの一昨日前のことでした(過去記事)。今回、同じくIntel製チップを搭載した “手のひらサイズ” のWindows PCこと「ZOTAC ZBOX PI320 pico」の発売が、正式に開始されたことが明らかになりました。
この「ZBOX PI320 pico」、香港ZOTACによって既に今年の8月には発表されていましたが、今回ついにそれが市場へと正式に投入される運びとなりました。寸法こそ小さめのスマートフォンと同等程度の大きさながらも、デスクトップPCとして使用するに、必要最低限以上のスペックを保有しているのが特徴です。以下、PI320 picoのスペック。
OS | Windows 8.1 with Bing |
SoC |
Intel 1.33GHz駆動 クアッドコア Atom Z3735F (Turbo Boost使用時:最大1.83GHz駆動) |
RAM | 2GB |
内蔵メモリ | 32GB |
コネクタ |
USB3.0ポート × 3 HDMIポート × 1 Ethernetポート × 1 microSDXCカードスロット |
Bluetooth | Bluetooth 4.0 |
ワイヤレス | Wi-Fi 802.11 n |
外形寸法 | 115.5(W)×66(D)×19.2(H) mm |
絶対的なパフォーマンスはともかく、デスクトップPCとして運用するにあたって、拡張性・接続性ともに必要最低限度以上の水準には達しているように思われます。また、OSに「Windows 8.1 with Bing」を採用することで、価格をより一層低く抑えようとしている点も好印象です。
さて、気になる価格ですが、既にいくつかの小売店にて「200ドル」(約2万1千円)ないしそれ以下での販売が開始されているとのことです。これまでにもZBOXシリーズ製品が日本市場にも投入されてきた事実を鑑みるに、おそらくこのZBOX PI320 picoも遅かれ早かれ日本での販売が開始されるものと思われます。
クリエイティブな作業やゲームなどのヘビーユースに対してはあまりに心もとないですが、カジュアルな作業しか必要としない方やPC環境を持ち運んで別の場所でも再現したい方などにとっては、その価格の安さも相まって実に魅力的な製品に仕上がっていると言えそうです。
[WP Central / ZOTAC]
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。
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こういうのワクワクするな
Mac miniもポケットに入るようにならないかな。。。
こういうのってディスプレイどうするんだろ…
これに画面とキーボードとバッテリー付けたらどこにでも持ち運んで使えるな