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20 Oct 2014 22:18

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「慰安婦20万人」のウソを描く 度し難い「中国映画」〈週刊新潮〉

BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 10月10日(金)15時36分配信

 映画には、性病にかかった従軍慰安婦が銃殺されたり、振袖を着た慰安婦が機関銃で銃撃を受けたりする“ウソ”が描かれている。

 加えて中国人慰安婦は20万人以上と垂れ流す、度し難い映画『黎明之眼』(呂小龍監督)が、9月18日に中国国内で公開された。

 ざっとストーリーを紹介すると――21世紀の初頭、日本人の法律家が慰安婦の生き証人・劉和美を捜し出す。戦前の和美は日本名を秋山和美と言い、元は従軍記者だった。彼女の回想シーンを軸に物語が進む。

 慰安婦の実態を報道するため、和美は日本軍の慰安所に潜入。朝鮮籍の慰安婦からこんな話を聞く。

「兵隊さんも私たちも同じ。肉体と精神を天皇陛下に捧げるの。死んだら靖国神社に祀ってもらうの」

 そう話す彼女にビンタを食らわせた日本兵は、

「お前らは皇軍の便所だ」

 と吐き棄てたという。和美は記事にしようとしたが、日本軍に捕らえられ、あわや銃殺に。共産党の地下組織の助けで逃げ延びた彼女は、劉和美と改名。だが再び日本軍に捕らわれた和美は慰安所に送られる――。

 ラストシーンには、日本軍が強制連行した慰安婦の人数として、中国20万人以上、朝鮮半島10万〜20万人などと出処不明の統計も載せている。現代史家の秦郁彦氏はこう語った。

「20万人は、上海師範大学の研究者が主張していた数字です。従来、中国政府は慰安婦問題に積極的ではありませんでしたが、韓国と共闘するようになり、研究者に補助金も出すようになりました。今後は中国も積極的に慰安婦問題を取り上げる可能性があります」

 朝日新聞が慰安婦の誤報を認めても、中韓は対日宣伝戦をやめそうもない。

※「週刊新潮」2014年10月9日号

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最終更新:10月10日(金)15時36分

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