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欧州 ユーロ圏先行き警戒感で株価下落10月21日 4時34分
週明けの20日のヨーロッパの主な株式市場は、ユーロ圏の景気の先行きに対する警戒感などから売り注文が広がり、フランクフルト市場やパリ市場で株価指数が1%以上、下落するなど株価は値下がりしました。
ヨーロッパの主な株式市場は20日、ユーロ圏の景気の先行きに対する警戒感が根強いなか、ドイツのIT企業が通期の営業利益の予想を下方修正したことをきっかけに売り注文が広がりました。
この結果、各市場の株価指数は先週末の終値と比べ、フランクフルト市場で1.5%下落したほか、パリ市場で1%余り、ロンドン市場でおよそ0.7%下落するなど、株価が値下がりしました。
市場関係者は「ウクライナ情勢を巡る欧米とロシアの対立で、ドイツを初めとするヨーロッパの企業の業績に懸念が広がっているだけに、今後、発表される企業の決算の内容が思わしくなければ、ユーロ圏の景気の先行きに慎重な見方が一段と広がることになるだろう」と話しています。