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 埼玉県川口市のマンション外階段で20日未明、迫撃弾の発射装置とみられる金属製の筒が見つかった事件で、近くのビル壁面に着弾の痕跡が見つかったことが県警への取材でわかった。ビルには、米軍普天間飛行場の移設先となる沖縄県名護市辺野古沖で地質調査を手がける会社の支店が入っていた。県警は基地移設に反対する過激派による犯行の可能性もあるとみて調べている。

 川口署などによると、着弾したのは金属製の筒の見つかった現場マンションから南に約10メートルの3階建てビルで、地上から15~20メートルの壁面に飛翔(ひしょう)弾のようなものがめり込んでいたという。けが人はいなかった。県警は爆発物取締罰則違反などの疑いで捜査している。