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高校野球 タイブレーク来春導入へ10月20日 22時40分
春と夏の甲子園で実施が検討されているタイブレークについて、高野連=日本高校野球連盟は20日、各地区の代表に対し、将来の甲子園での実施をにらんで、来年春の地方大会で全国一斉の導入を目指す考えを示しました。
タイブレークは、延長戦で決着がつきやすくなるよう、ランナーを置いた状態で攻撃を始める制度で、高野連では選手の健康管理などを理由に、春と夏の甲子園での実施を検討しています。
20日は、全国各地区の高野連の代表者が、大阪に集まって意見を交わしました。
この中で、日本高校野球連盟は、春と夏の甲子園での実施をにらんで、まずは来年、センバツを終えたあとに行われる春の地方大会で、全国一斉にタイブレークの導入を目指す考えを示しました。
高野連によりますと、各地区の高野連の代表者は、おおむね賛成したということですが、代表者からは、健康管理には投球数の制限などよりタイブレークの実施のほうが現実的だという意見が出た一方、高校で野球を終える選手も多く、最後の試合をタイブレークで終えることになるのを疑問視する意見も出て、引き続き、議論を続けることになったということです。
また、軟式については、全国大会を含め来年の夏から実施する案が示されたということです。
高野連では、来月27日の理事会でタイブレークの実施について正式に決めたいとしています。