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5.ポジティブ・アクション(積極的差別是正措置)に対する意識
3)ポジティブ・アクションに反対する理由
- ○日本では、「男女の平等は、社会の意識や慣習が変化し、女性が能力を十分に発揮できるようになれば自然に達成されるから」を挙げた者の割合が高い。
- ○アメリカでは、「自由な競争を妨げ、社会や企業の活力を損なう恐れがあるから」、「女性が優遇される結果、同じ能力を持つ男性が差別されるから」を挙げた者の割合が高い。
- ○スウェーデンでは、「男女の平等は、社会の意識や慣習が変化し、女性が能力を十分に発揮できるようになれば自然に達成されるから」、「女性が優遇される結果、同じ能力を持つ男性が差別されるから」を挙げた者の割合が高い。
- ○ドイツでは、「女性が優遇される結果、同じ能力を持つ男性が差別されるから」、「男女の平等は、社会の意識や慣習が変化し、女性が能力を十分に発揮できるようになれば自然に達成されるから」を挙げた者の割合が高い。
- ポジティブ・アクションに対して反対と答えた者に、その理由を尋ねた。
- 日本では、「男女の平等は、社会の意識や慣習が変化し、女性が能力を十分に発揮できるようになれば自然に達成されるから」(51.7%)を挙げた者の割合が最も高い。
- 一方、アメリカでは、「自由な競争を妨げ、社会や企業の活力を損なう恐れがあるから」(69.5%)、「女性が優遇される結果、同じ能力を持つ男性が差別されるから」(65.1%)を挙げた者の割合が高い。後者については男性でその割合が高い。
- スウェーデンでは、「男女の平等は、社会の意識や慣習が変化し、女性が能力を十分に発揮できるようになれば自然に達成されるから」(41.5%)、「女性が優遇される結果、同じ能力を持つ男性が差別されるから」(40.8%)を挙げた者の割合が高い。
- ドイツでは、「女性が優遇される結果、同じ能力を持つ男性が差別されるから」(46.2%)、「男女の平等は、社会の意識や慣習が変化し、女性が能力を十分に発揮できるようになれば自然に達成されるから」(45.0%)を挙げた者の割合が高い。後者については女性でその割合が高い。
表 ポジティブ・アクション(積極的是正措置) に反対の理由(日本)
(反対と答えた者に、複数回答)
- ※1
- 男女の平等は、社会の意識や慣習が変化し、女性が能力を十分に発揮できるようになれば自然に達成されるから
- ※2
- 自由な競争を妨げ、社会や企業の活力をそこなう恐れがあるから
- ※3
- 女性が優遇される結果、同じ能力を持つ男性が差別されるから
- ※4
- 既に、法律や制度の面で、男女の平等はおおむね確保されているから
表 ポジティブ・アクション に反対の理由(アメリカ)
(MA)
- ※1
- 男女の平等は、社会の意識や慣習が変化し、女性が能力を十分に発揮できるようになれば自然に達成されるから
- ※2
- 自由な競争を妨げ、社会や企業の活力をそこなう恐れがあるから
- ※3
- 女性が優遇される結果、同じ能力を持つ男性が差別されるから
- ※4
- 既に、法律や制度の面で、男女の平等はおおむね確保されているから
表 ポジティブ・アクション に反対の理由(スウェーデン)
(MA)
- ※1
- 男女の平等は、社会の意識や慣習が変化し、女性が能力を十分に発揮できるようになれば自然に達成されるから
- ※2
- 自由な競争を妨げ、社会や企業の活力をそこなう恐れがあるから
- ※3
- 女性が優遇される結果、同じ能力を持つ男性が差別されるから
- ※4
- 既に、法律や制度の面で、男女の平等はおおむね確保されているから
表 ポジティブ・アクション に反対の理由(ドイツ)
(MA)
- ※1
- 男女の平等は、社会の意識や慣習が変化し、女性が能力を十分に発揮できるようになれば自然に達成されるから
- ※2
- 自由な競争を妨げ、社会や企業の活力をそこなう恐れがあるから
- ※3
- 女性が優遇される結果、同じ能力を持つ男性が差別されるから
- ※4
- 既に、法律や制度の面で、男女の平等はおおむね確保されているから