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自民党 新情報機関創設など検討へ10月15日 6時49分
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特定秘密保護法の12月10日の施行が決まったことなどを受けて、自民党は、今後は日本の情報収集能力の強化が課題になるとして、政府に新たな情報機関を創設するかどうかなどの検討を進める考えです。
特定秘密保護法を巡って、政府は14日の閣議で、特定秘密の指定の対象として55の「細目」を明記した運用基準と、法律を12月10日に施行することなどを盛り込んだ政令を決定しました。
これについて、自民党は、「特定秘密保護法の運用の準備に一定の区切りがついた」と受け止め、今後は、アジアを中心に安全保障環境が大きく変化するなかで日本の情報収集能力の強化が課題だとして、町村元官房長官が座長を務める作業チームで今の臨時国会の会期中にも検討を始めることにしています。
作業チームでは、情報収集能力の強化に向けて政府に新たな情報機関を創設するかどうかが焦点になるとしていて、アメリカのCIA=中央情報局やイギリスの対外情報機関MI6などの各国の情報機関の活動状況について国内外の専門家から聞き取りを行うなどして、検討を進める考えです。