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知られざるWindows 8の新機能「記憶域」を活用する

2014/10/21
露木 久修=日経パソコン (筆者執筆記事一覧

 あなたはWindows 8の機能をフルに活用しているだろうか。Windows 8/8.1の機能をフルに活用しないまま、Windows 10の登場を迎える人も多いのではないか。

 次期OS「Windows 10」は2015年後半に登場する。Windows 7以前のデスクトップ環境に慣れ親しんだユーザーに配慮し、「スタートメニュー」が復活するという(図1)。ユーザーインタフェースが気に入らず、Windows 8/8.1を敬遠していた人には待望の新OSかもしれない(関連記事:ベールを脱いだWindows 10、法人ユーザーの移行促進を狙う)。

図1●「Windows 10」の画面
2015年に登場するWindows 10では、「スタートメニュー」が復活する。
[画像のクリックで拡大表示]

 確かにユーザーインタフェースは、Windows 8/8.1よりも10の方が、Windows 7に近づいているように見える。しかし、Windows 7にはない機能がWindows 8以降で数多く盛り込まれている。

 例えば起動時間の短縮もその一つだ。Windows 8や同8.1では、シャットダウンする際にユーザープロセスのみを終了し、OSのカーネル部分とデバイスドライバーは休止した状態で処理を終える機能を持つ。この機能を有効にしたシステムでは、次回起動する際にカーネルおよびデバイスドライバーを初期化する必要がないため、Windows 7以前のOSと比べて短い時間、おおむね10秒程度で起動してくる。

 ほかにも改善された機能はある。ここでは、そんな“知られざる”機能の一つ、「記憶域」を紹介しよう。

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