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 松島みどり氏は20日午後、安倍晋三首相に法相の辞表を提出した後、法務省で記者会見し、「私のこのところの言動により、国政に遅滞をもたらし、国民に迷惑をかけた。申しわけなく思っている」と謝罪した。

 会見では、「法相という重職として、安倍内閣の足を引っ張ることができないと判断した。これからは一議員として内閣を支えたい」とも述べた。ただ、「法に触れる行為をしたとは考えていない」と強調した。

 松島氏をめぐっては、今月7日の参院予算委員会で、民主党の蓮舫氏が松島氏の政策が書かれたうちわを選挙区内のお祭りで配っていたことを「寄付にあたり違法だ」と追及。松島氏は「うちわのような形をしているが、討議資料だ」と反論したが、選挙区内の有権者への寄付を禁じた公職選挙法違反の疑いがあるとして民主党が刑事告発していた。

 また、本来は居住できない東京都内の衆院議員宿舎に「警備上の理由」を挙げて入居しながら、週末は都内の自宅に戻っていたことも問題視されていた。